【田村健太郎さん】にムチでした
西川美和監督の、映画「すばらしき世界」を観にいきました。
公開初日ということもあり、満席。
数日前に座席予約してあったので、
なるべく人に囲まれない席にしていましたが
席をあけて座るみたいな対策は、いつの間にか解除されてたんですね。
西川美和さんの作風はもともと好きなんですが
女性監督特有のひけらかす感じがないところも好きです。
映画が進んでいく中
後半の大事なシーンで、障害を持つ役の人が出てきます。
本当に障害がある方を、リアルに撮影しているのかな、と
思うほど自然だったので
その人が田村健太郎さんだと気づくのは
彼がラストにお花を摘んでくるシーンでした。
思わず「たむけんじゃん」と小さく声に出してました。
手にポップコーンを持っていたら
ぽろり、と落とすくらいの衝撃。
私が初めて彼の存在を知ったのは
３～４年前、とある舞台を観にいったときでした。
「腹立つ～！笑」って思わせるお芝居が
めちゃくちゃ上手で、花があるわけじゃないのに（失礼）
すごく引き込まれました。
その後、別の舞台でも観ましたし
ドラマでちょこちょこ発見すると
「たむけん、やっぱムカつく～笑」という役を
本当に上手に演じられていました。
このムカつくは超ほめ言葉です。
時々、普通の役で出ているのを観ると
「たむけんを活かしきれていないな」なんて
勝手に思ったりしていたものです笑
とにかく人を小ばかにするお芝居が上手で。
それが、今回の「すばらしき世界」でのたむけんは
役者「田村健太郎」をすごいと思わせるダメ押し作品に
私の中でなったんです。
思わず、彼のSNSをチェックしたら
「花束のような恋をした」にも出演している、と。
めっちゃ売れてるじゃん！！！
坂本裕二作品だから観たいけど
ちょっと恥ずかしくて観にいけないなと思ってたのに
観る理由ができちゃった。
田村健太郎さんばっか褒めているけど
「すばらしき世界」本当によかったです。
色々と考えさせられた１本でした。
